売れないメルカリよりラクマが良い理由-WEB集客に向いたフリマアプリとは


こんにちは。最近ブログを本格的に始めたマーベラス・ディールです。
このブログは見ての通りまだ始めたばかりですが3ヶ月ほど前から別ブログをやっています。私は古着を扱っているのですがその出品もおざなりにして3ヶ月はブログに集中してきました。それはブログが稼げるらしいと知ったこともあります。もう一つは古着の方の集客を強化できるのではないかと思ったからです。
ブログの方はと言うとまあまあ順調です。先日3ヶ月目にして200PV/1日を突破しました。実は1ヶ月ほど前にも1日200PV近くを達成していましたが今回は継続的に200PVを越えそうだと言うことです。1日200PVともなると月間では6,000PVを狙えるので集客としては悪くないですよね。しかも発展途上なのでまだまだ伸びる余地はあります。スモール・ビジネスの集客としては月に10,000PVもあれば何もやらないよりかなりましなんじゃないでしょうか。(しばらくして1万PV達成しました)
今日はブログをやってみて気づいたSEOの重要性と、フリマアプリやオークションでの販売について書いていきます。

メルカリをやってみて思うこと
メルカリに関しては話題だったので少しやってみようとやってみたら売れることは売れました。でも始めた当初からメルカリについてかなり疑問に思っていた事があります。
それは新規出品しないとほとんど上位表示されないということ。メルカリのユーザー数はかなりのものらしく新規出品するとかなりのいいねが集まるんですね。でも、それは新規出品した時、新規出品を継続的(短い間隔で断続的)にしている時だけなんです。一旦新規出品をやめてしまうとほとんど全くと言っていいほどいいねがつきません。
検索しても埋もれてしまって出てこず、たまにいいねがつくくらいです。
これは実は予想していた通りです。私の場合メルカリにTシャツ専門店として参加したので冬には新規出品がめっきり減ってしまうのです。新規出品している夏には売れていましたが冬になるとぱったり売れなくなりました。
メルカリの検索順位にはおすすめ順というのもあります。しかしこれ何だかわかりませんよね。どういうアルゴリズムでおすすめを選んでいるのかは正確にはわかりません。
でも考えてみて下さい。おすすめとはどういうことかというとメルカリ側が一番儲かる順番なはずです。ということはメルカリは手数料で稼いでいる会社なので売れているものが上位表示されるのだと思います。
このことが重要です。
・メルカリのおすすめ順は売れている順だと予測される
このことに留意して下さい。
小売業界経験者が感じるメルカリの問題点
私は小売業界出身です。といっても不動産経験者でもあり証券経験者でもあるんですけどね。色々やってきたわけです。小売業界で一線の売り場担当者として働いてきました。会社は上場企業で中でも売上上位3位に入る店舗の売り場を任されていたこともあります。それですぐにメルカリの問題に気がついたわけです。
小売業者が商品をどのように売るか考えてみて下さい。まず仕入れをしますよね。それを陳列して販売するわけです。この時どのように陳列するでしょうか。いつも仕入れてきた最新の商品を最前面に並べるでしょうか。これから拡販しようとしている商品ならするかもしれません。しかしいつも新商品ばかり最前面に並べていたらそのうち店頭は外れた商品の山になってしまいます。そして倉庫は売れ筋の山になってしまいますよ。倉庫に売れ筋があっても意味がありませんよね。だから最前面に並べている商品というのは最も売れる定番商品の、その中でも価格訴求が出来るものなのです。
売れると分かっている商品を最も打ち出すわけですね。
メルカリの新規出品に偏った上位表示というのは小売業で言えば売れている定番を倉庫に下げて新たに入った商品だけ何も考えずに並べていくことに似ています。もしこんなことをすれば小売業ならたちまち在庫過多になって倒産してしまうでしょう。
ではなぜメルカリはそんなことをしているのか。それは、
メルカリが在庫を持っているわけではないから
です。
メルカリの表示順位とメルカリに商売(事業)を集中するリスク
再びメルカリの表示順位の件に戻ります。
・メルカリのおすすめ順は売れている順だと予測される
私はメルカリでそこそこ売れていたが売れなくなったといいましたね。それは予想通りでした。
なぜなら新規出品しなくなったからです。既に言った通り売れるかどうかは新しく入ってきたかに無関係なので本来なら売れる商品を前面に出すべきです。おすすめ順がそうなのではないかと思うかもしれませんがここに罠があります。
まず第一にメルカリの検索では自動で新着順が表示されます。スマホユーザーの多くはこの順番しか見ないかもしれません。
それ以外のフィルターは次のようなものです。
新しい・おすすめ・安い・高い・いいねの多い
これを関連性に基いて分類すると次のようになります。
高いで検索してわざわざ買う人はいるはずがないので除外します。
このように安い以外は一つのグループに含まれるのです。なぜかというと売れ筋やいいねは新規出品で目についたものがほとんどだからです。
おすすめやいいねはデフォルトの新規出品順でいいねがついたり売れている出品者だったりとか、とにかくデフォルトの新規順のフィルターを経ていることはわかりますよね。
メルカリで検索するユーザーはまずデフォルトの検索順位で商品を探します。この際これでなければならないような部品の場合など、目的買いなら条件を絞って検索する可能性もあるでしょう。しかし服のような衝動買いの商品は目について気に入ったものがあったら購入するのです。
検索順位を変更するユーザーはおそらく、デフォルト→おすすめ→いいねの順で検索すると思います。相場がはっきり決まっている商品の場合、デフォルト→安い順で検索するでしょう。
問題はいいねもおすすめも「新規出品」のフィルターを通らなければならないことです。継続的に新規出品していないと売れないしいいねもつかないからです。するとどうなるか。
大量に継続的に新規出品し続けていないと売れない
ということになります。
メルカリの在庫リスクが極めて大きい理由
すでに言ったようにメルカリは安い以外の検索順位が新規出品に過剰に依存しています。これはメルカリ側に見ればいいことでしょう。何故なら取扱商品数が増加し続けるからです。そのため一見するとめちゃくちゃメルカリが流行っているように見えます。さらにメルカリユーザーから見ればいつも目新しい商品が並んでいる素晴らしいアプリと言うことになるでしょう。しかしそれは出品者の犠牲によって成り立っているものに過ぎないのです。
新規出品に表示順位が依存しているとどうなるか
メルカリのように新規出品に過剰に表示順位が依存しているとどうなるでしょうか。それは売れ筋が突如として死に筋になるということです。しかもその商品のポテンシャルとは関係なくです。
私の例を考えてみて下さい。
Tシャツは冬になると売れなくなります。そのため新規出品はしなくなります。するとさらに売れなくなります。最終的には全く売れなくなるでしょう。
しかし次のシーズンになれば再び出品します。するといいねもついて売れるようになります。もしここで出品にしなければ売れないままだと思われます。
それなら出品すればいいと思うかもしれません。
しかしメルカリに合わせてメルカリで売上を上げるために出品数を増やし続けたらどうなるでしょうか。どんどん在庫が積み上がっていきます。新規出品さえしていればいいねもつくし売れることは売れます。しかしその売れる商品の点数は出品した以上ではありません。ためしにメルカリで成功している販売者を見てみて下さい。多くは凄まじい出品数になっているはずです。
私が先ほど売れている出品者を調べたところ1,300件もの評価件数になっていました。出品点数は3,000件くらいでした。メルカリの出品件数にSOLDの分も含まれるかはわかりません。もし含まれているとすれば1700件が現在販売中の商品となります。その場合、3,000件出品した中の1300件が売れたと考えられます。3分の1ならかなり優秀ですね。もしSOLDが含まれていないならば4,300件出品して3,000件が売れ残っているということですね。これでも普通だと思います。
明らかに市場価格を下回るような売り方をしない限り、出した以上に売れるなんてことはそうそうありません。だからお店は処分セールをやるわけですね。福袋とかも体のいい処分セールです。大体は。
このお店、すでに古着で3,000件以上の在庫を抱えています。私から言わせれば凄まじい量です。一つのお店としたらかなり過剰なのではないでしょうか。Tシャツのような薄いものばかりではありません。
在庫数には限界がある
在庫はいくらでも無限に増やせるでしょうか。
どんな企業でもそれはありません。私の努めていた会社も実は大量の不良在庫を抱えていました。私は取引先と交渉し「値引き」というのももらって処分費に当てていました。しかしそれが出来る人は限られるにもかかわらず全く評価されないのでやめてしまいました。よってこの企業は過剰在庫で潰れると思っています。まだ続いているのは新規出店出来るからです。増えた売上分過剰在庫の負担が薄れるというわけですね。しかしいずれ終わりはやってきます。
さきほと取り上げたお店の在庫の限界は何点でしょうか。3,000点も在庫を置いている古着屋さんを見たことがありますか。私はありません。大きな倉庫を借りていて5,000点くらいは行けるのかもしれません。では10,000点は?おそらく無理でしょう。
するとどうなるでしょうか。どれだけ大量の在庫を持つことが可能だとしてもいずれ限界は来るのです。その限界が来た時に1点も新規出品することができなくなります。
その途端、
売れ筋も含めてすべての在庫が死に筋になる
のです。だって新規出品をしなければ全ての在庫が人目に触れないんですから。
いままでめちゃめちゃ売ってきて在庫を大量に抱えた状態で「もうこれ以上増やせない!」となったら途端にいままで売れていたものすら全く売れなくなるということですよ(恐怖)
メルカリが負っていないリスクはすべて出品者が負っていることを忘れないでください。
(これは一部分はメルカリやヤフオクなどへの警鐘でもあります。すべての出店者が在庫の限界に達すればこのシステムの限界にも達するからです。)
過剰在庫を抱えていればいるほど急に売れなくなった場合のリスクは巨大です。メルカリで販売し続けることのリスクがわかったでしょうか。
メルカリは必ず出店者が最後には潰れる仕組みですよ。必ず(出店者が)破綻するシステムだと言っても過言ではありません。在庫を無限に増やし続けられる人以外にはこれが当てはまります。
それでもメルカリをやるならメルカリでは売上を目指さず完全放置でたまに売れるだけで満足するという使いかたがおすすめです。(メルカリに登録)
メルカリだけで販売するリスクがわかった方はヤフオクにも出品してみるといいです。Yahoo!プレミアムは今6ヶ月無料キャンペーンやっているのでチェックしてみて下さい。
関連記事2019年版ヤフオクに無料で出品する方法まとめ-登録解除まで
ヤフオク出品の実際-継続して複数出品していくための方法(コツ)
ただし残念なことに「ヤフオク辞めた」や「ヤフオク、メルカリ、ラクマどれがいい?」の記事でも書いたとおりヤフオクも同じ検索アルゴを取り入れてしまいました。つまりヤフオクではリスク分散になりにくくなっています。でも在庫を共有化できるわけですし無料なら登録しておくべきでしょう。いつまでこのキャンペーンがあるかわかりませんよ。(ヤフオク出品 無料)
メルカリよりもラクマが良い理由
現時点でラクマはほとんど注目されていないと思います。実際私もメルカリと比べていわばオワコンだと思っていました。
しかし、ブログを始めSEO(WEB検索のSEO)について理解した時考えが変わりました。
WEB集客、通販に適したフリマアプリはラクマ
メルカリの商品はリンクで紹介することが出来ません。その上に既に述べたように出店者にとって最悪の検索アルゴリズムを使っています。結果どうなるかもすでに説明した通りです。
ラクマの場合PCから操作できます。さらにPCから出品も出来ます。開いた商品はPCのブラウザからでも購入できます。
この商品を見て下さい。エアロポステールのTシャツです。結構格好いいですよね。手前味噌ですみません。
実はこの写真、リンクが貼ってあります。そのリンク先はもちろんラクマです。つまりこの商品が売れるかどうかは必ずしもラクマ側の集客には依存していません。(この記事をご覧のあなた、まだ買えますよ)
このTシャツの運命は二つのものにかかっています。それは一つにはラクマの購入者の方、もう一つはブログの読者です。私がブログを運営しているWordPressのプラグインでもっとも読まれた記事(別ブログ)を見ると3ヶ月ちょっとの時点で1,000以上となっています。1つの記事でです。1,000人の方がこのTシャツを見たらどうでしょうか。ひょっとすると1人位は購入するかもしれませんね。そしてそのPV数は上下こそあれ増え続けるのです。
ちなみにこの記事もメルカリ関連のキーワードでいずれ必ず上位表示されます。(上位表示までタイムラグがある)そしてWEB検索での表示順位というのは一度上位表示されればそうそう落ちるものではないのです。これがフリマアプリやオークションのSEOとの大きな違いです。それはコンテンツが検索者にとって有益かどうかが条件だからです。新規出品は関係ありません。
これからはWEBでの集客が通販に決定的に重要になる
アプリのSEOに依存していると既に述べたような悲惨な運命が待っています。またアプリ側の都合で勝手なアルゴリズムの変更があり、売れ筋なのに下位表示しかされない可能性がつきまといます。
一方WEB検索でのSEOでは先程言った通りコンテンツが有益かどうかにかかっています。つまり有益な情報を発するメディアであれば永続的にアクセスを取り続けることが出来るのです。
逆にこれをやらなければ蟻地獄のようなアプリ側のSEOにはまり込み、在庫過多で破滅する運命にあります。
WEBでのSEOは新規出品と関係しない
アプリ側のSEOでは新規出品が重要な要素になっていました。しかしこのブログの読者にとってはそんなこと関係ありません。したがってアプリ側のSEOとWEBでのSEOの違いは、
在庫数を増やさずに売上を増大できる
ことにあります。
これは小売にとって決定的な優位点になります。ほとんどの小売業者は不良在庫で悩んでいるのです。
ブログなどの媒体が力をつけていけばPV数によっては追加的な出品数を大きく上回る売上点数になる可能性もあります。もっともそれは誰にでも出来ることではないのですが。
しかしそれは程度の問題であってすでに月間6,000PVほどは私でも可能です。同レベルの記事を書ければWEBで月間6,000PVくらいは集められるだろうということです。(このブログも100PV/1日を達成しました。)
ラクマはWEB集客、通販に向いたフリマアプリである
すでにわかってるので改めて書く必要はないかもしれません。
ラクマはブログなどに直接リンクを張れるのでWEB集客に向いたアプリなのです。これまではラクマを軽視していたので私もあまり積極的には使っていませんでした。しかしラクマは手数料も無料で誰でもアカウントを持っているであろう楽天のアプリです。ほとんどの人がすでにIDを持っているので、楽天市場で普段買い物をしない人でもブログ経由でラクマで買い物することに抵抗がない人が多いでしょう。アカウントを作る必要がないからです。
(⇒ヤフオク、メルカリ、ラクマ結局どれが一番いい?継続して稼げるマーケットはどこ?)
アプリでのSEOに依存して商売する危険性に気づいた方はラクマ(+ブログ)での販売を検討してみてはいかがでしょうか。これから私もメルカリよりはラクマで販売できるようやってみるので機会があればまた報告します。
ブログをやるならWordpressがおすすめです。WordPressなんて難しくて出来ないという方はホームページ作成サービスのグーペを使うといいです。
ホームページ作成サービス「グーペ」もおすすめ
まとめ
・これからはWEB集客が重要になる(向いているアプリはラクマ)
運命をより普遍的なものに関連させるのが重要です。その意味ではフリマアプリではラクマが向いていますが、ビジネスとしてやっていくなら小さなものであれ検索に依存したネットショップが必須になってくるでしょう。
すでに私も独自ドメインでネットショップ(Marvelous Deal「古着」)を作っていますがこれからはBASEなどのネットショップが主流になると思われます。一定までは無料で出品できる
イージーマイショップなどもその候補です。
ネットショップが依存しているのは検索のSEOです。すでに始めていますが私もこれから複数のネットショップを始めていきます。
アプリやオークションサイトへの依存の危険性に気づいたからです。それから脱するためには無料でネットショップが始められるサービスを利用することです。
個々のアプリやサービスに運命を翻弄されないようにしましょう。
迷っている方はひとまず私も使っているBASEに無料登録して下さい。出来れば独自ドメインがいいです。BASEは月額無料です。かかるのは売れたときだけです。無料ですし簡単なので誰でも出来ます。お試し登録OK。
フリマアプリだけではまずいことはここまで読んできたあなたならもうわかっていますね。
BASEに無料登録する
それではまた。
今後スモールビジネスではホームページの活用は必須に
お店の紹介にはワードプレスでブログを作るのがおすすめです。
これから作る方には高速表示で評判のエックスサーバーでワードプレスブログを作るのがおすすめ。ドメインはスタードメイン
を使用しています。
古着やPCパーツを出品しています
ヤフオク、ヤフーショッピング、モバオク、メルカリなどで古着,PCパーツ(小物類)を出品しています。
古着好きの方はこちら!
ヴィンテージやレトロなUSA古着、エドウィンやリーバイスのデニムを出品しています。
只今ネットショップオープンにつきクーポン配布中【 RPY5G9V6 】(カッコ内の文字列)を購入時入力すると割引されます。(1,000円以上10%オフ!3/末まで有効。ネットショップだけ有効なクーポンになります。)
USA古着のTシャツも出品しています。
PC改造や自作好きの方はこちら!
PCの自作や改造時に役立つ小物を出品しています。封筒に入るものは送料無料なのでお得にゲットできます。
記事が有益でしたらツイッターやFeedlyでフォローやSNSでシェアをしていただけると励みになります!
はじめまして。
ブログ記事拝見させて頂きました。
私もマーベラスさんと同じく、ネット通販で衣類を販売しています。
『ラクマ』はただ何となく主品しているだけでした。
ブログにラクマをリンクをしてみます。
ちょうどマーベラスさんご推奨の、WordPressでブログを作っています。
(正直深い意味は理解していないのですが・・・)
『ラクマ+ブログ』で、何か良い動きがあることを願って。
ネット通販店運営者として、とても興味深い内容の記事ばかりなので、
引き続き拝見させて頂きますね。
ラクマについての認識が変わったので、
嬉しくなりコメントをさせて頂きました。
この記事はラクマをおすすめすると見せかけて実はBASEをおすすめしています笑
ラクマも手数料が低いのでいいと思いますがBASEもおすすめですよ。