有効求人倍率、44年ぶり高水準へ|給料が上がらないと嘆くあなたへ
こんにちは。氷河期世代の申し子マーベラス・ディールです。
厚生労働省によれば12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍と前月の1.56倍から上昇したとのこと。これは1974年1月以来、44年ぶりの高水準です。
しかし聞こえてくる言葉はネガティブなものばかりのような気がします。給料が上がらないのでしょうか。そうなのでしょう。
でもよく考えてみて下さい。有効求人倍率が44年ぶりに上昇する中、給料が上がらないのは企業だけの責任でしょうか。暴落の記事でも書きましたが私の知る限り転職している人はたくさんいるはずです。まず第一に運送業界のドライバーさんがそうです。明らかに人が入れ替わっています。おそらくより条件の良いところに就職したのでしょう。
このような動きは日本では一部に限られるかもしれません。何故なら転職が怖いからです。
しかし給料が上がらないのはそれが原因では?
給料が上がらないと嘆く前に
あなたの給料が上がらないのは一体何故でしょうか?会社が給料を上げないから?
その通りです。あなたの給料が上がらないのはあなたが給料を上げない会社にいるためです。したがって言うまでもなくあなたの給料が上がらない一因はあなたにあるのです。
給料が上がらなくても文句を言わない人たちに経営者が高い給料を払おうとするでしょうか。ヤマト運輸が値上げをし、賃上げをしているのはこのままでは労働者がいなくなってしまうという危機感からでしょう。
より人材が流動的な業界から賃金が上昇していく
私の見る限り、明らかに人材が流動的な業界がいくつかあります。それは今挙げた運送業界。そしてファーストフードなどの飲食業界、それとコンビニです。これらの企業、店舗はころころ人が変わっています。コンビニを見るとアルバイト募集中という張り紙があり、時給1,000円以上は当たり前になっています。これはデフレの頃には見なかったことです。
この給料の上昇をもたらしたものは何でしょうか。それは人材の入れ替えです。誰かがやめてしまって同じ賃金では次の人が集まらないから高い賃金で募集したのです。
これを自分の業界に当てはめてみて下さい。同業他社が人材に困っていたとしましょう。というより困っているから有効求人倍率が上がっているわけです。つまりほぼ確実に困っているとうことですね。その困っている会社は何故困っているのか。人が来ないからです。来ないから有効求人倍率が上がり続けるのです。来ない理由が賃金によるものならその企業は募集条件を引き上げざるを得ません。
こうして賃金が上昇していくわけですね。
賃金が上がらない会社にいるという選択
賃金が上がらない会社にいるという選択をしているということは、より高い賃金より安定を望むということです。この考え自体は非難できないものでしょう。しかし逆に言えばこの選択をしている限り賃金が上昇しないことに文句をいうことは出来ません。
有効求人倍率の記事に合った意見でも、実態にあった記事をかけ、賃金は停滞している、というようなものがありましたが賃金が停滞しているという社会現象は現象そのものとしてもともとあるものではありません。個々の動きがトータルで現れたものが現象になるわけです。
したがって賃金が停滞しているという事実は単に人材の流動性が上がらず停滞しているということに過ぎません。
実質賃金が上がらないと嘆く前に
実質賃金というのはインフレを考慮したものです。給料が上がったとしてもインフレ率がそれを上回れば実質賃金は下がったことになります。しかしこれも上に書いたことと同じことでしかありません。
実質賃金が上がらない業界にあなたが身をおいているというだけのことなのです。インフレ率以上に儲かる業界にれば実質賃金は上昇していく可能性が高くなります。社会全体で実質賃金が停滞していたとしてもその内訳には下がっている業界と上がっている業界、さらに言えば非常に上がっている業界もあるわけです。
したがって、あなたの実質賃金が上がらないのはあなたがインフレに負けてしまう業界にとどまるという選択をしているためです。もちろん会社が上げないからということもありますが、結局その状況に甘んじているという事実を否定することは出来ないのです。
有効求人倍率の恩恵を受けるためには
それではどうすればいいのでしょうか。
結論は一つ。転職するしかありません。既に述べたように人材が動いたときでないと賃金は上昇しづらいです。もし転職しないで賃金の上昇を待つとすれば運に任せるか、その業界が明らかに継続的に好況になるまで待つ必要があるでしょう。
結局のところ有効求人倍率上昇の恩恵を受けるためには、転職するしかありません。
安易な転職はおすすめできない、しかし
日本では転職は必ずしもプラスのものとは捉えられていません。企業もそうです。悪い意味で保守的な企業には新卒から入った人間がプロパーで偉いというアホな考えにとらわれている企業もあるでしょう。またあまりにも転職回数が多いと転職自体が難しくなります。そのため転職というのは何も考えずにポンポンしていいものではありません。しかし、多くの人が思い込んでいるように「してはいけないもの」ではないのです。ちなみに私は転職しまくりでした。
今こそキャリアを真剣に考えるべき時
ヤマトとかもそうでうでうが賃金上昇の兆候はいたるところにある。
日本は保守的というかリスクを避ける傾向が強く、そう簡単には転職しない人が多いです。
だから賃金上昇圧力は比較的低い。でも新入社員はよい条件を選ぶに決まっている。
日米ともに完全雇用を上回るというのは未曾有です
— marvelous deal (@marvelous_deal) 2017年6月7日
今はありえないほどの好条件が続いている時期なのです。好条件というのは「需要がある」ことを意味します。需要が高い時期に取引するからこそ高く買われるわけです。
ジャパン・アズ・ナンバーワンじゃなくてジャパン・イズ・ナンバーワンになろうとしているのが今世紀です。
何年も前から中国の世界の工場としての立場は3年で終わると言ってきました。これは賃金上昇率から割り出した年数。ネット右翼みたいな評論家とは違う。
日本に雇用が戻ろうとしている。— marvelous deal (@marvelous_deal) 2017年1月8日
イケイケの私は去年の時点でこのように言いました。有効求人倍率が上がり続けている状況というのは継続的に雇用が発生し続けているという状況であって、転職に失敗する可能性がいまだかつてないほど下がっていることを意味します。このような低リスクの環境の中、リスクを取らずに賃金が上がらないことに文句をいうような人にその資格はありません。
転職にリスクがあるとしても有効求人倍率が高い今はそのリスクが非常に低くなっている時期でもあるということです。
キャリアアップの「検討」をしよう
この記事を読んでどう思ったにせよ。転職を考えてみることは自由なはずです。
「転職したら給料が上がるかなあ」「転職したら休みが取れるようになるかも」「転職したらずっとしたかった趣味が出来るのかな」
こう考えることは自由ですよね。しかしその思考こそが現実化の条件なわけです。ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」ということばは有名すぎます。
物事は考え始めなければ何も始まりません。
「転職なんてとても怖くて出来ない」「転職はしてはいけないもの」
そんな誤った思い込みを打ち砕くためにもまずは転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか。何もしなければ何も始まりません。
転職と言っても何をすればいのかという方や自分ひとりではアピールしづらいという方はエージェントが営業マンの役割を果たしてくれるマイナビAGENTのような転職サイトがおすすめです。私の経験でもエージェントがいるほうが採用の決め手となる情報をもらえる可能性が高いです。というかマッチングするだけのサイトではそういう情報は入ってきません。正社員は難しいと考えるならリクルートスタッフィング
で派遣の仕事を探すのもよいでしょう。
数を当たるなら総合的な転職サイトの「リクナビNEXT」には登録しておきましょう。私も転職した時はまずここで求人を探しました。
転職では数を当たることも重要です。数十社も受けずに受からないなどと決めてしまうのは間違いです。
何しろ見なければ始まらないので新卒、転職時合わせると100社近くも応募しているはずです。リスクを取らなければリターンは得られないのでとにかく検討を始めましょう。私が転職していた時から比べればあり得ない好環境ですよ!
それではご健闘(ご検討)をお祈りいたします。
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